たった4ヶ月!数学が24点から80点にupした勉強法
2019年12月5日
先日、2学期の期末テストが終了しました。
1学期の期末テストで数学24点だった中2の生徒が夏休みから当塾に通ってくれているのですが、その生徒がなんとこの期末テストで80点という高得点を取りました。
その生徒は7月の終わり頃から当塾に通い始めたのでまだ4ヶ月程度しか経過していません。
数学は特に積み重ねが重要な科目です。にも関わらず短期間にこれだけ点数がupするというのはなかなか珍しいケースだと思います。
そこで、その生徒がこの4ヶ月間どんな勉強をしたのかをご紹介したいと思います。
理解が足りないところをオリジナルプリントで徹底カバー
夏休みは授業が止まっているので、徹底的に復習をしました。
一年生のものも含め、いろんな問題を解いてもらって明らかに理解が足らないポイントを見つけたら、そこを根本理解できるような問題プリントをその都度作って、解いてもらいました。
オリジナルプリントは簡単に解けるけど解いてるうちにその本質が掴めてくるように工夫して作っています。その場で作るような場合なんかは完全オーダーメイドです。
その生徒は飲み込みも早く、やればやるほど歯抜け状態だった知識が修復されていきました。
土台が弱っている状態ではいくら上に積み上げようとしても崩れてしまうだけですので、まず土台となる基礎工事が何より重要です。
動画 & 確認問題
私はYouTubeに数学の問題解説動画をアップしているので、それも利用しました。
マイスタイルchannelでは動画を見るだけではなく各動画を見たあとに解いてもらう確認問題もセットで用意しており、動画を見終わったら必ずその問題を解かせるようにしました。
土台さえしっかりしていれば、その上に積み上げるのは比較的易しいものです。動画なら勝手に吸収していってくれるのでこちらも助かります。
勉強に向かわせる工夫
こうやればいいというのが分かっていても、本人の気持ちが勉強に向かないとどうしようもありません。
本人の気持ちを上手く勉強に向かせることが学習効果を上げる上で最も重要です。どんなに優れた教材があろうとも本人の気持ちが向いてなければ無価値です。
とはいえ押さえつけて嫌々やらせても、効果は上がらないし勉強が嫌いになるだけです。
ここは本当に舵取りが難しいところです。
明らかに気持ちが緩んでいるときは怒鳴ってでも集中させることもありますが、むしろ一緒になって遊んだり、勉強とは関係のない話をする時間を作ることも重要だと私は思います。
しかしながらこればっかりは性格や能力差もあるので、簡単に答えは見つかりません。一人一人しっかり見ながらやるしかありません。学習指導における最も重要であり最も難しいところだと思います。
生徒の気持を上手く導いて勉強に向かわせてあげられる方法を日々研究中です。
学習能力の高さ
これだけで片付けてしまうと我々の存在意義がなくなりますが、やはり本人の学習能力の高さは無視できません。
学習能力の高い生徒は、問題を解いて答えを出すだけじゃなく、そこからその問題を解くにはどうしたらいいか、何をどうすればその問題が解けるのかという情報を汲み取ります。
難しい言い方をすると問題を抽象化して考えられるということです。
そういった能力のある生徒は非常に効率よく学ぶことができます。
しかし勘違いしてはいけません。
効率が悪くても時間をかけてコツコツ回数を重ねて理解していくことは、効率の良さ以上に大事なことです。
どんなに頭のいい人間でも何もかもすぐに上手くいくはずがないし、勉強に限らず長い人生どんな困難にぶち当たるか分かりません。
目標に向けてゆっくりでもコツコツ積み重ねることができる能力というのは、効率の良さを上回る能力だと言えます。
なので勉強が苦手だと感じている生徒も、「私は覚えるのに時間がかかって効率が悪いな・・」と悲観する必要は一切ありません。むしろそういう人は効率よく何でも理解してしまう人が手に入れられない大きな財産を得られる可能性が大いにあります。
それぞれのペースでいいので、一歩一歩進んでいける学習環境をこれからも提供したいと思います。
もちろん効率よく一気に得点を伸ばせる生徒はグググッと伸ばしますよ!
土台の修復工事はできるだけお早めに
数学は土台が何より重要です。
土台がグラグラの状態では今やっている授業をいくら一生懸命聞いても、理解できないでしょう。
土台の修復をするには言うまでもなく早ければ早いほど楽です。ごく一部の欠損だけならすぐに修復できますが、スカスカ状態になってしまってからだと本人も先生も大変です。
もし数学の点数が落ちてきたなと思ったらすぐにご連絡ください。修復工事に取り掛かります!
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