クレジットカードの不正利用?!
2022年1月30日
社会の授業で「クレジットカード」という言葉が出てきたときに、ある生徒が私に聞いてきました。
「先生、もし他人のクレジットカード拾ったらなんか買えるの?」
私は「そうやで、なんでも買えるよ。」と答えました。「もし5万円のもの買ったら5万円丸儲けやな。」と。
ただし、もちろん5万円得したね♪で終わる話ではありません。
他人のクレジットカードを不正に利用したという事実は、その人の信用を大きく毀損します。
信用というのはお金に換算するのは難しいですが、たった5万円の得で埋め合わされるほど安いものではありません。
逆にもし拾ったクレジットカードを警察に届けるなりすれば、直接的かつ金銭的な利益は何も得られませんが、自分の信用ステータスは上がります。
拾って届けたという事実を誰かに言いふらさずとも、そういう地道な誰も見ていない行動の積み重ねが、その人の信用を築いていくものだと私は思います。
信用というのは積み上げるのは時間がかかりますが、失うのは一瞬です。
たった一つの間違った行動の所為で、今まで積み上げてきた信用が0になってしまうというのは十分にありえることです。
生きていく上で、ひとから信用されることほど価値のあることはありません。信用というものの価値を低く見積もってはいけません。
「目先のプラスに目がくらむんじゃなく、その行動が自分にとって後々マイナスにならないか?そういう計算ができる人間にならなあかんぞ。」と。
そんなお話をしました。
もちろん自戒を込めて。
これからも生徒一人ひとりとしっかり向き合って、信用・信頼してもらえる教室を築いていきたいと思います。
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