経験と情報が人格を作る
2020年9月29日
先日、生徒たちとお話していて東日本大震災の話題になりました。
幸いにも西日本では直接的な被害はありませんでしたが、誰もがあの凄まじい津波の映像に言葉を失ったことだと思います。
実際に被害に会われた方が感じた恐怖と絶望を想像すると本当に胸が痛みます。
ところがと言うか何と言うか、今の中学生はあの震災のことをあまり覚えていないそうなんです。
というのも震災当時、彼らはまだ幼稚園児だったんですね。確かに幼稚園の頃に見たTVの映像なんてのは記憶に残っていなくても当然です。
分かっていはいるつもりですが改めて中学生の彼らから見た世界の見え方、価値観というのは我々と全然違うものなのだということを感じさせられます。
人は皆それぞれ経験したことや知り得た情報によって、価値観を形成します。人格が作られると言ってもいいでしょう。
中学生の彼らはこれから嬉しいことや楽しいことだけじゃなく、悲しいこと辛いことなど様々な体験をすると思います。
いろんな経験を積んで、たくさん勉強して、より良い社会を、より素晴らしい世界を形成する一員に育ってもらえたらなと思います。
彼らの未来に幸あれ。
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