√3の2乗は?頭を逆回転させる難しさ
2020年7月7日
中学3年生になると数学で√(ルート)を習います。初めて触れる√の表記とその概念にほとんどの子は混乱してしまいます。
3を2乗すると? 9
2乗したら9になる数は? 3
そこまではしっかり理解している子も「2乗したら3になる数のことを√3と表す」というこの√の定義を飲み込むのが簡単ではありません。
※正しくは「2乗したら3になる数のうちの正の方」を√3と表します。
「√3を2乗したら何になる?」と聞くと、多くの子が「9」と答えます。「2乗したら3になる」と答えを言っているにも関わらず。笑
初めて開通する思考回路なので混乱して当然です。今までとは違う方向に頭を回しながら違う視点で見る必要があります。
√の計算なんて多くの人が数学の勉強以外では使わないと思いますが、√を理解することは物事をいろんな立場から多角的に捉えられるようになる訓練みたいなものだなと感じます。
ただ単に計算方法を教えて正解できるようにするだけでなく、そういった頭を逆回転させる感覚を養っていけたらなと思います。
前の記事
開校から一年が経ちました
次の記事
久しぶりの定期テスト!